1999年11月28日

“レジ物語”

はじめまして、みーちゃんでーす。


さてさて、いきなりダーリンから分けてもらったこのページ・・・いったい何を書いたらいいのか・・・

とりあえず、私が独身時代に働いてたスーパーマーケットでの珍話でもしたいと思います。
世の中色々な人がいますよねー。


〜お怒り編〜
 まずレジを打っててむかつくのが、お金をトレイの上に投げるやつ!賽銭箱じゃねーんだよ!


〜呆れた編〜
 私が入ったばっかりの時、レジを打ち終わるとバーさんが「ちょっとあんた!わたしゃには袋を必ず2枚ちょうだい!!」と言うではないですか。
 勿論私は知らないので「はぁ?」と言うと、そのバーさんは自慢げに「わたしゃー(今時わたしゃーって・・・)ここら辺では、かつぎのXXXちゃんて有名なんだよ!あんた知らないの?覚えといて!」と言い放ち、持っていた杖の両端にビニール袋をつり下げると、まるで江戸時代の金魚売りのように杖を肩に乗せて「私は、長年こうしてます」と言わんばかりにバランスよく帰っていきました。
 私は呆気にとられ、それから二度と忘れませんでした。このバーさん結構来るんだけど、その度たくさん袋をあげてると「おっ!あんたわたしゃのこと知ってるねー」と言い、うれしそうに去っていきます。

〜見栄?編〜
 ところで、夜も更けてくると昼間どーしても買いにくかったモノが買えたりしますよね!そんな行動にでた、哀れな人の話をします。
 夜も遅くなってくるとレジも暇になってくるんだけど、その時一人の青年が、買い物カゴを持ってレジにやってきました。
 私は、暇なので丁寧に打ってあげていると、出た出た出ました!コンドーム!野菜とお肉の間に挟まれて、まるでだんご3兄弟状態!
 その青年は、さっとレジを打ってもらい、すぅーっと消えたかったのでしょうが、そうはいきません。待ちに待ったカモです。
 私は長男と三男(野菜とお肉)を払いのけ、次男(コンちゃん)を手に取り、マニュアル通りに見えない紙袋に入れてあげ、その上からそれだけ別に、ビニール袋に入れてあげました。
 紙袋に入れるのは、世間では割と当たり前になってますが、この店ではこれが合図になります。暇なうえにカサカサとした音、周りのレジの子が気がつかないわけがありません。
 その青年が、野菜とお肉を袋に詰め、コソコソと出ていくまで、みんなの視線が降りそそぎます
そして、待望のお話タイム!
 「ねえねえ、見たー?今の!」「あたりまえじゃーん!なにあいつ、あんなので使うヤツいるのー!」「顔見た?顔!さいてー!」「これからウハウハ?」「絶対見栄だよねー!見栄!」とまぁ、このようなカタチで青年は、責められ続けます。


〜せこい編〜
 ウチの店ではビール券などで買い物ができるんだけど、3日間ぐらい続けて640円のビール券で、80円のガムを買い560円のお釣りをもらうお兄さんがいたんだ。
 そこまでしてせこいなーと思ってたんだけど、天使の笑顔で「いつもガム買われてますよね」と声をかけた瞬間、顔を赤らめ「えぇ」と一言いって次の日から来ませんでした。
 お兄さんにとってみれば、覚えられてるとは思ってもみなかったんでしょうね。でも、せこすぎー!!覚えられるに決まってるじゃん!!


〜悲しかった編〜
 昔、スタンプを集めるとカタログに載っている商品がもらえるってことやってたんだ。
 商品が品切れで、お届け日より遅れるってこと、たまにありますよね。
 それが許せない人がいるんですよ。品切れだって言ってんのに、怒りまくる人がいて、丁度私がその時の担当で、私をクビにしろ!って怒鳴りこんできたんだ。
 他の人が私をかくまって、その人をなだめて追い返してくれたんだけど、その時は本当に悲しかった。なんで私が・・・
 ふと、その人の住所を見てみると、なんと私と同じマンション!!
 いきなり怒りが込み上げてきて、帰り際にポストをぶっ壊し、直ってからも3回は壊してやった。私、悪くないですよね?


この話はすべて実話です。レジの人は、忙しくてもちゃんと見ています。貴方も気をつけてね。

つづく

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