コントロールパネル（control.exe）は、Windows フォルダ下の SYSTEM フォルダ内にある拡張子 CPL を持つプログラム専用のランチャーです。
　従って、拡張子 CPL を持つプログラムを eXeScope などのプログラム改変ユーティリティでアイコンの差し替え改造を行えば、任意のアイコンに変更することができます。しかし、この方法はプログラムの改造をするというリスクと同時に、マルチユーザー環境である場合には論外の手法です。
　ここでは、ごとーた氏制作の In the Control Panel version 1.1 の利用と Windows フォルダの control.ini ファイル編集を併用することにより、コントロールパネル内のアイコンを変更する手法を紹介します。

1. In the Control Panel は、「コントロールパネル」に任意のプログラムを起動するアイコンを追加するアプリケーションです。アイコンは、自由に選択可能です。
   ダウンロードした incpl11.lzh に格納されている InCpl.cpl を Windows の SYSTEM フォルダへコピーするだけで、利用可能なアプリケーションです。詳しくは、InCpl.txt をご覧ください。
   このアプリケーションを使用することにより、いろいろなアプリケーションを「コントロールパネル」から起動できるようになります。

2. Windows フォルダにある control.ini ファイルの [don't load] セクションを編集することにより、「コントロールパネル」内のアイコンを非表示にすることができます。
   例えば、次のように記述します。

   [don't load] joystick.cpl=no wbcpl.cpl=no imeip.cpl=no mmtrp.cpl=no qtw16.cpl=no joy.cpl=no

   CPL ファイル名とプロパティ名との関係は、下記の一覧表を参照ください。
   

3. 「コントロールパネル」内の各アイコンを変更するには、control.ini ファイルの [don't load] セクションで対象の CPL ファイルを非表示設定し、改めて In the Control Panel で追加します。この方法により、CPL ファイルの改造は必要ありません。

4. ところが、現バージョンの In the Control Panel はアプリケーションの起動パラメータを使用できません。従って、“ショートカットファイルの応用”のように適当なショートカットファイルをそれぞれ作成し、これらのショートカットファイルを開くように設定します。
   ショートカットファイルは、コントロールパネル内の変更したいアイコン上で右クリックして現れるポップアップメニューから“ショートカットの作成”を選択すれば、デスクトップ上へ作成することができます。これらのショートカットファイルを任意のフォルダへ移動して使用すれば簡単です。

Windows95 プロパティ一覧（リンク先記載例）

＊上記は Windows95 の例です。Windows98 では、半角カタカナの部分を全角カタカナで表記します。また、幾つかの cpl ファイル名が異なります。