01-11-99

ショートカットファイルの応用


 Codename 2 の定義ファイルでアプリケーションランチャーの設定を行うとき、アプリケーションのファイル名に起動オプションを追記しても正常に機能しません。


  1. 拡張子 CN2 の Codename 2 テーマファイルでは、アプリケーションランチャーの設定は [Box#] セクションの file オプションで定義します。

  2. 例えば、BETHEME.CN2 でインターネットエクスプローラを Box10 に定義するのは、次のように記述します。

    [Box10]
    ImageBack=*betheme\internet.bmp
    ImageType=1
    Image=*betheme\internet.bmp
    Job=1
    file="C:\Program files\Internet Explorer\IEXPLORE.EXE"

    ちなみに、フォルダ名やファイル名にスペースが使われていなければ、ダブルクォーテーションで括る必要はありません。

  3. さて、DEFAULT.CN2 でコントロールパネルを Box2 に定義したいとします。しかし、次のように記述してもコントロールパネルは起動しません。

    [Box2]
    ImageBack=*default/bg-up.bmp
    ImageType=2
    ImageIconNumber=0
    Image=*default\control.ico
    Job=1
    File="explorer /root,,::{20D04FE0-3AEA-1069-A2D8-08002B30309D}\::{21EC2020-3AEA-1069-A2DD-08002B30309D}"

    この場合は、次のようにします。

    [Box2]
    ImageBack=*default/bg-up.bmp
    ImageType=2
    ImageIconNumber=0
    Image=*default\control.ico
    Job=1
    File=explorer
    Params=/root,,::{20D04FE0-3AEA-1069-A2D8-08002B30309D}\::{21EC2020-3AEA-1069-A2DD-08002B30309D}

  4. また、リンク先として explorer /root,,::{20D04FE0-3AEA-1069-A2D8-08002B30309D}\::{21EC2020-3AEA-1069-A2DD-08002B30309D} の値を持つショートカットファイルを作成し、例えば CONTROL.LNK というファイル名で default フォルダに置きます。
    そして、次のように定義してもよいわけです。

    [Box2]
    ImageBack=*default/bg-up.bmp
    ImageType=2
    ImageIconNumber=0
    Image=*default\control.ico
    Job=1
    File=*default\control.lnk

  5. ショートカットファイルは、このようにランチャーなどでも応用が可能です。


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特殊フォルダの起動コマンド一覧

マイ コンピュータ explorer /root,,::{20D04FE0-3AEA-1069-A2D8-08002B30309D}
コントロールパネル explorer /root,,::{20D04FE0-3AEA-1069-A2D8-08002B30309D}\::{21EC2020-3AEA-1069-A2DD-08002B30309D}
ダイヤルアップネットワーク explorer /root,,::{20D04FE0-3AEA-1069-A2D8-08002B30309D}\::{992CFFA0-F557-101A-88EC-00DD010CCC48}
プリンタ explorer /root,,::{20D04FE0-3AEA-1069-A2D8-08002B30309D}\::{2227A280-3AEA-1069-A2DE-08002B30309D}
ネットワークコンピュータ explorer /root,,::{208D2C60-3AEA-1069-A2D7-08002B30309D}
画面のプロパティ control.exe desk.cpl
アプリケーションの追加と削除 control.exe appwiz.cpl
...etc.

コントロールパネル内の各機能を直接起動したい場合には、上記「画面のプロパティ」の様に control.exe の起動オプションとしてそれぞれの CPL ファイルを指定します。