2001年05月30日

〜お気に入りの家電〜



PHILIPS HD2001HD2001

 フィリップス アレッシ ラインの電気ケトル HD2001

 保温機能が無い電気式の薬缶です。構造も至ってシンプルで、ビジネスホテルなどにある簡易湯沸かし器と全く同じ。ケトル内に設置された電熱器で水を直接加熱する方式が採られています。

 ミントグリーンのボディは ABS 樹脂で、内張は無く内部も ABS のままです。注ぎ口のみステンレス。ボディは一体成形ではないので、内部にも接合面があります。この辺りの仕上げは、日本向きではないでしょう。
 本体の高さは 26cm ほどもあって、内容量は2リットルほどありますが、水は1.5リットルまでしか入れることができません。残りの容積は、吹きこぼれを避けるためのものです。更に注ぎ口にも吹きこぼれ防止用のステンレスネットがはめ込まれています。

 ハンドルを中心としてシンメトリに水位表示窓が2カ所配置され、ハンドルの軸線上には透明なシーソースイッチが設えられています。このスイッチを押し下げると炊き出し。加熱中はスイッチがオレンジに光り、沸騰すると自動切断される仕組み。この辺り、ローテクを使いながらも演出が小憎らしい(笑)。

 本体を持ち上げれば、電気コードが付いたベースから簡単に分離します。ベースから外してしまえば、普通のポットの様に使えます。しかし、保温機能はありません。

 ハンドルは鉄に臙脂色のラバー素材といった感じ。かなりしっかりしています。1.5リットルの熱湯を持ち運ぶ不安はあまり無いですね。ただ、注ぎ口にはロックが無く、本体を傾ければお湯が出ます。ハンドル上部のレバーは、蓋のロック。

 形も色使いもお気に入りですが、定価は高すぎるような…。ちなみに、英国製。このシリーズは発売当時もほとんど見かけませんでしたが、フィリップス製だからと言うだけでなく、プライスが高すぎたためだろうと思われます。ただ、デザインは抜群でしょう。日本だと「お洒落な…」ってコンセプトがなぜかクラシカルにすり替わる傾向にありますが、もうちょっと創造性に振って貰いたいものですね。結局、無難にはしってしまうのでしょうけれども。



guzzini GiLDO

GiLDO GiLDO はイタリア guzzini のミニチョッパーです。ちょっとしたフードプロセッサーですね。本体の高さは 20cm と小型。容器は 150cc ほどしかありませんから、ドレッシングやソース類の調理に使う程度のものです。

 小さいですけど、機能はちゃんとしています。安全にも気が配られていて、卵形の蓋の部分を容器に押し付けながらでないと、中央のボタンを押しても回転カッターが作動しないようになっています。

 デザインは D. Tanfoglio。ミニチョッパーの他に、シトラス・ジューサーやバーミックスタイプのスティック・ブレンダーがラインナップされているようです。このシリーズはパッケージデザインもふるっていて、こんな感じ。イタリアの製品は、パッケージに凝ったものが多いですね。しかも、日本のように過剰包装という訳ではなくって、包装自体はとてもシンプルです。
 カラーは4色。写真の他にクリームイエロー系とエメラルドグリーン系、そしてパールブルー系がある様です。

 以前からこのシリーズのスティック・ブレンダーを探していますが、見つかりません。国内には入ってきていないのかな?このミニ・チョッパーはヤマギワリビナ館の展示処分で半額にて購入。正価だったら買わなかっただろうなぁ。この手の輸入品は、現地価格に比べると相変わらずマークアップが激しいですね。
 イタリア本国では、guzzini はお洒落だけど身近なプライス設定で知られていると聞いています。カトラリーとか、可愛いのが多いのです。是非日本にも本格的に進出して欲しいですね。



もどる つぎへ


“電化製品” のこと 目次へ戻る